モノづくりはもちろん、省エネに対しても高い意識をお持ちのひかり工業。診断の結果に基づいて、具体的な施策が効果の試算とともに提案された報告会から4カ月、その後の進捗はどうでしょうか?
省エネルギーセンターから、診断指導部の職員がお伺いしました。
提案項目の一つひとつについて、細やかにフォローアップ。
続いて、前回(2012年9月14日)ご提案した12の施策の一つひとつについて、その後の進捗状況の確認です。効果の予測が難しかった<参考提案>を含め、すべての提案をご検討の上、4カ月あまりの間に既に実施されている施策も多くありました。中でも、生産設備の稼働状況に合わせて無駄を抑える「排風機へのインバータ導入」には、予想以上の効果があったとのことでした。
組織的な省エネ活動の進め方から、補助金のアドバイスまで。
工場視察の後は再び事務所に戻ってディスカッション。省エネ活動に対する全従業員のモチベーションを高めるには、担当者が状況を把握しているのみならず、活動の成果を全員に伝える「見える化」も大切であること。生産していない夜間に消費されている70〜80kWの電力には削減余地が期待できること。(ヒーターの運転条件見直し)投資を伴う施策の実施に際しては、SII(一般財団法人環境共創イニシアチブ)などが募集を行う各種補助金制度があること。最後まで、提案施策関連だけに限定されない総合的なアドバイスが続きました。