協同組合コアびばい様は暖房時、客の出入扉の開放によって室内環境確保が可能との判断に基づき換気を停止し、大きな省エネを図っていますが、停止に伴う不必要なポンプが稼動している状況が見受けられました。ポンプを停止し、更なる省エネを図ること、この他ボイラの省エネと照明器具のLED化を提案しました。
提案1
ボイラ
暖房用温水ボイラの空気比低減
省エネ効果 | 2.1kL/年 |
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削減金額 | 152千円/年 |
設備概要 | ボイラ(3t/h) |
キーワード
空気比の適正化
内容
暖房用温水ボイラのばい煙量等測定結果によれば、空気比が2.14である。空気比を現状の2.14から基準値1.3に低減することで燃料消費量を削減することを提案。
提案2
ボイラ
ボイラ交互運転の見直し
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 23千円/年 |
設備概要 | ボイラ(3t/h)2台→1台 |
キーワード
運転台数の削減
内容
現状ボイラ2台を日々交互運転しており、休止中のボイラは表面から熱が放散されている。1台を完全に停止することで放熱がなくなり、燃料消費量を削減することを提案。
提案3
空調設備
外調機2F系統冷温水ポンプの暖房時停止
省エネ効果 | 1.3kL/年 |
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削減金額 | 88千円/年 |
設備概要 | ポンプモーター容量(3.7kW×1台) |
キーワード
非生産(不要)時・休日の稼働台数削減
内容
外調機2F系統は、現状、エアハンドリングユニット(AHU)を使わなくとも室内環境基準(CO2濃度)を満足しているので、温風送風を停止している。しかし、診断時、AHUの温水コイルに供給する温水ポンプが稼動していた。温風停止と同時に、ポンプも停止すること、電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
照明
売り場の蛍光灯をLED化
省エネ効果 | 42.0kL/年 |
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削減金額 | 2,871千円/年 |
設備投資額 | 13,768千円(回収4.8年) |
設備概要 | FLR110×2灯/台:225W/台、FLR40×2灯/台:86W/台 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
物販、食品コーナーとも従来ラビット式蛍光灯である。LED灯に更新することで電力消費量を削減することを提案。
現状 | 消費電力 (W) |
台数 | 更新後 | 消費電力 (W) |
投資金額 (千円/台) |
投資金額 (千円) |
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FLR蛍光灯(110W×2灯) | 225 | 350 | 直管形LED灯(110形×2灯) | 108 | 36 | 12,600 |
FLR蛍光灯(40W×2灯) | 86 | 73 | 直管形LED灯(40形×2灯) | 33 | 16 | 1,168 |
423 | 13,768 |
提案5
照明
誘導灯のLED化
省エネ効果 | 3.5kL/年 |
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削減金額 | 241千円/年 |
設備投資額 | 888千円(回収3.7年) |
設備概要 | 大形誘導灯(88W/台×13台)、 <br /> 中形誘導灯(24W/台×20台)、<br /> 小形誘導灯(15W/台×3台) |
キーワード
高効率照明への更新
内容
現状の蛍光灯形誘導灯をLED誘導灯に更新することで電力消費量を削減することを提案。
種別 | 消費電力(W) | 台数 | 消費電力(W) | 備考 | ||
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従来型 | LED型 | |||||
現状大形誘導灯 | FL40W×2灯 | 88.0 | 13 | B級(20A) | 3.6 | 避難口誘導灯 |
現状中形誘導灯 | FL20W×1灯 | 24.0 | 20 | B級(20B) | 2.7 | 避難口、通路誘導灯 |
現状小形誘導灯 | FL10W×1灯 | 15.0 | 3 | B級(20A) | 2.0 | 避難口誘導灯 |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。