白川郷温泉開発 白川郷の湯様では、経営陣主導の体制のもとで照明・空調の運用面で省エネ実績をあげています。診断の結果、ボイラや浴槽系での改善のほか、空調温度設定やボイラ空気比適正化など効果は小さいが費用を要しない改善をご提案しました。
提案1
ボイラ
空気比の適正化
省エネ効果 | 1.7kL/年 |
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削減金額 | 133千円/年 |
設備概要 | ボイラ2台 A重油使用量90kL/年 |
キーワード
空気比の適正化
内容
現状空気比1.5は高めなので、適正な値(1.3)に是正し燃料消費量を低減することを提案。
提案2
空調設備
灯油焚ヒートポンプの待機電力削減
省エネ効果 | 0.1kL/年 |
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削減金額 | 9千円/年 |
設備概要 | 室外機4台、室内機1台 (待機電力0.198kW) |
キーワード
屋外機クランクケースヒーターの不要時停止
内容
空調を使用しない中間期には、室外機のクランクケースヒーター電源を遮断し、待機電力量を削減することを提案。
提案3
冷凍冷蔵設備
客室冷蔵庫の不要時の電源遮断
省エネ効果 | 0.1kL/年 |
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削減金額 | 5千円/年 |
設備概要 | 冷蔵庫11台×31W |
キーワード
非製造時(不要)時・休日の稼働台数削減、運転停止
内容
客室冷蔵庫は空室時は電源遮断(電源OFF)し、無駄な稼働による電力消費を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
ボイラ
温泉昇温用ボイラの更新
省エネ効果 | 18.2kL/年 |
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削減金額 | 1,458千円/年 |
設備投資額 | 3,000千円(回収2.1年) |
設備概要 | 温泉昇温用ボイラ2台 A重油使用量90kL/年 |
キーワード
高効率機への更新
内容
ボイラの排ガス温度が300℃あり排熱回収の余地がある。そこでボイラ2台中1台を排熱が回収できる潜熱回収型に更新して、燃料使用量を低減することを提案。
提案5
空調設備
設定温度の適正化
省エネ効果 | 1.0kL/年 |
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削減金額 | 96千円/年 |
設備投資額 | 18千円(回収0.2年) |
設備概要 | 空調設備 灯油使用量10,585L/年 |
キーワード
設定温度の適正化
内容
客室の室温設定は利用者の任意によるので管理は難しいが、共通スペースは現状(冷房25℃、暖房23℃)から1℃緩和し、空調電力消費量を低減することを提案。
提案6
給湯設備 給排水
シャワーヘッドを節水型に変更
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 36千円/年 |
設備投資額 | 96千円(回収2.7年) |
設備概要 | シャワーヘッド16本 10L/min→8.5L/min |
キーワード
その他(節水シャワーヘッドの採用) 節水機器の取り付け
内容
浴室シャワーヘッドを従来型から節水型に変更して節水し、給湯用燃料を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。