A社様は熱の使用割合が高い特徴の事業所です。最新ボイラの導入があり蒸気発生管理は良好ですが、診断の結果、保温など蒸気使用上の改善や、コンプレッサ、油圧ポンプ、照明などで省電力テーマをご提案しました。
提案1
コンプレッサ
吐出圧力の低減
省エネ効果 | 7.0kL/年 |
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削減金額 | 414千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ 計63kW<br /> (22kW×1台,15kW×1台,11kW×1台,7.5kW×2台) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
使用先の必要圧力(0.55MPa)に比べ現在の吐出圧力(0.7MPa)は高いので0.15MPa引き下げ、電力消費量を低減することを提案。
提案2
コンプレッサ
エア漏れ対策
省エネ効果 | 4.7kL/年 |
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削減金額 | 276千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ 計63kW<br /> (22kW×1台,15kW×1台,11kW×1台,7.5kW×2台) |
キーワード
圧力損失の低減、エア漏れ対策
内容
圧縮空気配管からの漏れは根絶しにくいが、使用後の閉止徹底や点検・保全の強化などで漏れ防止を図り、電力消費量を低減することを提案。
提案3
生産設備
非稼働時は蒸気ヒーターの蒸気供給を停止
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 34千円/年 |
設備概要 | ヒーター 面積1.8×1.0m、165℃、放散熱4.5kW |
キーワード
不要の設備停止
内容
非稼働時(4h/日)は蒸気供給を停止して放熱損失を減らし、蒸気用燃料を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
照明
水銀灯をメタハラ灯に交換
省エネ効果 | 47.4kL/年 |
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削減金額 | 2,801千円/年 |
設備投資額 | 5,850千円(回収2.1年) |
設備概要 | 水銀灯400W×195台→メタハラ灯190W |
キーワード
高効率照明への更新
内容
工場全般照明用水銀灯をランプ効率の良い灯に交換し、電力消費量を低減することを提案。
提案5
蒸気配管
蒸気配管・バルブの保温対策
省エネ効果 | 20.4kL/年 |
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削減金額 | 1,378千円/年 |
設備投資額 | 1,030千円(回収0.7年) |
設備概要 | 弁33個(65A,125A)、蒸気配管20m(65A) |
キーワード
保温対策
内容
一部の蒸気配管や弁に未保温部があるので、保温して放散熱を防止し、燃料消費量を低減することを提案。
提案6
生産設備
油圧ポンプにインバータの導入
省エネ効果 | 10.6kL/年 |
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削減金額 | 625千円/年 |
設備投資額 | 1,375千円(回収2.2年) |
設備概要 | 5.5kW×5台 |
キーワード
インバータの導入
内容
油圧ポンプのアンロード時は電動機回転数を下げ(60→30Hz)、節電することを提案。
提案7
受変電設備
変圧器の統合更新
省エネ効果 | 7.1kL/年 |
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削減金額 | 422千円/年 |
設備投資額 | 2,500千円(回収5.9年) |
設備概要 | 変圧器200,300kVA各1台→750kVA×1台 |
キーワード
変圧器の統合 高効率変圧器への更新
内容
既設2台(200&300kVA)は設置後40年を経過し更新時期にあるので、750kVA×1台に統合更新し、変圧器損失を低減することを提案。
提案8
照明
蛍光灯の間引きと人感センサーによる自動点滅
省エネ効果 | 2.3kL/年 |
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削減金額 | 134千円/年 |
設備投資額 | 468千円(回収3.5年) |
設備概要 | 蛍光灯80W×100台 |
キーワード
照明の間引き 不要照明の消灯(昼休み時の消灯)
内容
蛍光灯が全般照明の水銀灯と重複して過剰照度なので間引きし、かつ作業者不在時は自動消灯させて照明電力量を低減することを提案。
提案9
ボイラ
給水ポンプにインバータの導入
省エネ効果 | 2.3kL/年 |
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削減金額 | 133千円/年 |
設備投資額 | 1,500千円(回収11.3年) |
設備概要 | 給水ポンプ7.5kW×2台 |
キーワード
その他(給水ポンプにインバータ導入)
内容
現在二方弁制御であるが、インバータにより回転数を変えて流量を制御し、ポンプ電力量を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。