H社 T工場様ではISO2規格の認証取得で推進体制整備があり、また身近な省エネを推進中です。診断の結果、デマンド管理や変圧器改善など受電に関するもの、圧縮空気に関する改善、照明・空調の高効率化などをご提案しました。
提案1
デマンド管理
契約電力の低減
省エネ効果 | 契約電力 63kW |
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削減金額 | 1,053千円/年 |
設備概要 | デマンド監視制御装置 |
キーワード
デマンド監視制御装置の活用(日負荷線図の活用を含む)
内容
メーターは導入済であるが活用が十分でなく、目標と手段(空調&印刷機)を決めて最大電力を抑制し、契約電力を低減(-63kW)することを提案。
提案2
コンプレッサ
吐出圧力の低減
省エネ効果 | 3.1kL/年 |
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削減金額 | 191千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ37kW×2台(交互運転) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
使用圧力0.5~0.6MPaに対し、吐出圧力0.75MPaは高めなので0.1MPa引き下げ、電力消費量を低減することを提案。
提案3
コンプレッサ
エア漏れ対策
省エネ効果 | 2.7kL/年 |
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削減金額 | 167千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ37kW×1台 |
キーワード
圧力損失の低減、エア漏れ対策
内容
圧縮空気配管からの漏れは根絶しにくいが、点検や保全の強化および器具選定などで漏れ防止を図ることを提案。
提案4
空調設備
冷房設定温度の適正化
省エネ効果 | 1.1kL/年 |
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削減金額 | 66千円/年 |
設備概要 | 空調設備電動機 容量計54.3kW |
キーワード
設定温度の適正化
内容
冷房設定温度が政府推奨値に比べ改善余地があるので、設定を是正(-2℃)し電力消費量を低減することを提案。
提案5
その他
自販機の稼働台数を削減
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 19千円/年 |
設備概要 | 自販機3台 |
キーワード
その他(稼働台数削減)
内容
類似商品を販売している1台を稼働停止し、電力消費量を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案6
空調設備
空調機の高効率化
省エネ効果 | 17.1kL/年 |
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削減金額 | 1,059千円/年 |
設備投資額 | 11,550千円(回収10.9年) |
設備概要 | 空調機23台、定格消費電力合計169.4kW |
キーワード
高効率空調機への更新
内容
設置後20~30年のものが多くあるので、高効率機に更新し、電力消費量を低減することを提案。
提案7
照明
高効率照明への交換
省エネ効果 | 7.4kL/年 |
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削減金額 | 465千円/年 |
設備投資額 | 5,302千円(回収11.4年) |
設備概要 | 蛍光灯372台、誘導灯26台 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
工場内の主照明および誘導灯を高効率灯に更新し、電力消費量を削減することを提案。
現状→改善案 | 台数 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年 |
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主照明蛍光灯85W→Hf灯65W | 372 | 4,464 | 406 | 11.0 |
誘導灯C級15W→LED2.0W | 15 | 462 | 28 | 16.5 |
誘導灯B級23W→LED2.7W | 11 | 376 | 31 | 12.1 |
提案8
受変電設備
3相変圧器の統合
省エネ効果 | 2.0kL/年 |
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削減金額 | 125千円/年 |
設備投資額 | 170千円(回収1.4年) |
設備概要 | 3相300kVA×2台、150kVA×1台(休止対象) |
キーワード
変圧器の統合
内容
現契約電力(443kW)に対し、変圧器合計容量(845kVA)に余裕があるので、統合の上、古い動力用変圧器1台(150kVA)を停止し、変圧器損失を低減することを提案。
提案9
受変電設備
単相変圧器の統合高効率化
省エネ効果 | 0.7kL/年 |
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削減金額 | 42千円/年 |
設備投資額 | 700千円(回収16.7年) |
設備概要 | 単相変圧器20kVA、70kVA各1台→100kVA×1台 |
キーワード
変圧器の高効率化
内容
電灯用2基(70&20kVA)中1台が更新時期に来ているので、高効率変圧器1基(100kVA)に統合更新し、変圧器損失を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。