株式会社朝日弘前プリンテック様では運用改善面で相当の工夫をして、実績をあげています。診断の結果、運用改善面での積み上げとポンプ・ファンへのインバータ導入および各種高効率機器導入などをご提案しました。
内訳 | 電気 (千kWh/年) |
灯油 (kL/年) |
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改善前 | 1,327 | 82 |
改善後 | 1,215 | 81 |
提案1
コンプレッサ
吐出圧力の低減
省エネ効果 | 2.6kL/年 |
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削減金額 | 227千円/年 |
設備概要 | 55kW+37kW |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
現状設定圧力(0.85MPa)は高すぎると思われるので0.1MPa下げて電力消費量を低減することを提案。
提案2
コンプレッサ
エア漏れ対策
省エネ効果 | 1.9kL/年 |
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削減金額 | 162千円/年 |
設備概要 | 55kW+37kW |
キーワード
圧力損失の低減、エア漏れ対策
内容
圧縮空気配管からの漏れは根絶しにくいが、使用後の閉止徹底や点検・保全の強化などで漏れ防止して消費電力量を低減すること提案。
提案3
コンプレッサ
吸い込み空気温度の低減
省エネ効果 | 0.6kL/年 |
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削減金額 | 48千円/年 |
設備概要 | 55kW+37kW |
キーワード
吸気温度の低減
内容
温度の高い排気の一部が吸入空気に混入するので是正し、吸込み空気温度を下げて(平均30℃→15℃)電力消費量を低減することを提案。
提案4
空調設備
冷温水発生機の空気比の適正化
省エネ効果 | 0.4kL/年 |
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削減金額 | 37千円/年 |
設備概要 | 冷温水発生機4台 灯油消費量計67kL/年 |
キーワード
空気比の適正化
内容
空気比がやや高め(1.4)なので適正化(1.3)を図り燃料消費を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案5
デマンド管理
契約電力の低減
省エネ効果 | 契約電力54kW |
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削減金額 | 1,030千円/年 |
設備投資額 | 400千円(回収0.4年) |
設備概要 | デマンド監視制御装置 |
キーワード
デマンド監視制御装置の導入(電気使用量の見える化装置の導入を含む)
内容
既設メーターは機能が不十分(負荷状況をタイムリーに把握不能)なので必要機能を備えたものに更新し、最大電力を抑制して契約電力を低減(-54kW)することを提案。
提案6
空調設備
送風機を高効率電動機に更新
省エネ効果 | 6.9kL/年 |
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削減金額 | 590千円/年 |
設備投資額 | 650千円(回収1.1年) |
設備概要 | 空調ファン30kW×2台、11kW×1台、<br /> 循環ファン11kW×1台 |
キーワード
その他(高効率電動機に更新)
内容
既設の汎用型電動機を電動機効率の高いもの(80%→90%)に更新して、電力使用量を低減することを提案。
提案7
空調設備
冷温水発生機のポンプへのインバータ導入
省エネ効果 | 6.4kL/年 |
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削減金額 | 544千円/年 |
設備投資額 | 2,200千円(回収4.0年) |
設備概要 | 冷温水ポンプ 5.5kW×2台, 7.5kW×2台、 <br /> 冷却水ポンプ 7.5kW×4台 |
キーワード
インバータの導入
内容
付属ポンプにインバーを導入し、回転数を変えて必要な送水をして省電力することを提案。
名称・容量 | 台数 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年 |
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冷温水ポンプ:5.5kW×2台, 7.5kW×2台 | 4 | 1,000 | 364 | 2.7 |
冷却水ポンプ:7.5kW×1台 | 4 | 1,200 | 180 | 6.7 |
提案8
コンプレッサ
インバータコンプレッサの導入
省エネ効果 | 5.6kL/年 |
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削減金額 | 484千円/年 |
設備投資額 | 2,500千円(回収5.2年) |
設備概要 | 37kW×1台 |
キーワード
インバータの導入
内容
既設37kW機は通常型であり低負荷時の電力効率が悪いので、インバー制御型に更新して動力効率を改善し、電力消費量を低減することを提案。
提案9
受変電設備
変圧器の統合
省エネ効果 | 4.9kL/年 |
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削減金額 | 418千円/年 |
設備投資額 | 150千円(回収0.4年) |
設備概要 | 総容量3,450kVA→2,450kVA(-500kVA×2台) |
キーワード
変圧器の統合
内容
変圧器の全体容量に対し負荷需要が低い(24%)ので、統合して500kVA×2台を減らし変圧器損失を低減することを提案。
提案10
ボイラ
温水配管のバルブの保温対策
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 39千円/年 |
設備投資額 | 50千円(回収1.3年) |
設備概要 | バルブ50A×5台 |
キーワード
保温対策
内容
保温されていないバルブがあり、保温施工して燃料消費を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。