Y水産様では、省エネ対策として空調設定温度の適正化、不要な空調の停止・消灯、ポンプ・ファンへのインバータやデマンド監視・制御装置の導入等を実施されています。今回、高効率照明の導入や空調室外機への散水装置設置などによる省エネと節電を目的に受診されました。診断の結果、高効率ボイラへの更新、ボイラの空気比適正化や女子用トイレへの擬音装置設置等をご提案しました。
内訳 | 電気 (千kWh/年) |
LPG (千kg/年) |
A重油 (kL/年) |
上水 (千m3/年) |
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改善前 | 790 | 1.2 | 120 | 16 |
改善後 | 781 | 1.2 | 103 | 15.6 |
提案1
ボイラ
蒸気ボイラの空気比適正化
省エネ効果 | 4.1kL/年 |
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削減金額 | 329千円/年 |
設備概要 | A重油焚蒸気ボイラ(排ガス温度174℃で年間120kL消費) |
キーワード
空気比の適正化
内容
蒸気ボイラは空気比2.1で運転されている。空気比を省エネ法判断基準の1.4まで絞ることで燃料使用量を削減することを提案。
提案2
デマンド管理
デマンド監視制御装置の活用
省エネ効果 | ー |
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削減金額 | 76千円/年 |
設備概要 | デマンド監視装置 |
キーワード
デマンド監視制御装置の活用(日負荷線図の活用を含む)
内容
デマンド監視装置を活用してピーク電力を監視し、設定値に近づいた場合には予め定めた機器を停止することによりピーク電力を抑制し、契約電力を低減(306kW→300kW)することを提案。
提案3
コンプレッサ
コンプレッサ吐出圧力の低減
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 33千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(7.5kW×2台) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
2台のコンプレッサが0.70MPa-Gで稼動しているが、現地診断から0.1MPa程度は低減できると判断される。そこで、コンプレッサの吐出圧を0.1MPa下げ0.60MPa-Gにすることで、電力消費量を低減することを提案。
提案4
コンプレッサ
エア漏れ対策
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 33千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(7.5kW×2台) |
キーワード
圧力損失の低減、エア漏れ対策
内容
2台のコンプレッサ稼動していて、空気配管からの漏れが懸念される。そこで、一般的な工場での漏れ率(10%)を適用し、漏れ対策により電力使用量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案5
ボイラ
高効率機への更新
省エネ効果 | 12.1kL/年 |
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削減金額 | 983千円/年 |
設備投資額 | 2,200千円(回収2.2年)<br /> 小型貫流ボイラと炉筒煙管ボイラの価格差 |
設備概要 | A重油焚炉筒煙管ボイラ(年間120kL消費) |
キーワード
高効率機への更新
内容
現状の炉筒煙管ボイラは設置後26年が経過し耐用年数を過ぎており更新時期にある。そこで、ボイラ効率の高い都市ガス焚小型貫流ボイラに更新することを提案。(現状の熱効率87%→対策後の熱効率97%)
提案6
衛生設備
トイレに擬音装置を設置
省エネ効果 | ー |
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削減金額 | 327千円/年 |
設備投資額 | 80千円(回収0.2年) |
設備概要 | 女子トイレ(4個、水量11L/回) |
キーワード
トイレに擬音装置を設置
内容
女子トイレに擬音装置を設置し、節水することを提案。
提案7
空調設備
室外機への散水
省エネ効果 | 0.9kL/年 |
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削減金額 | 138千円/年 |
設備投資額 | 800千円(回収5.8年) |
設備概要 | 空調室外機(圧縮機容量5kW×8台) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
夏季の省エネと節電対策として、空調室外機に自動噴霧装置を設置することを提案。 なお、散水のための上水料金と配管設置費用は考慮していない。
提案8
蒸気配管
蒸気配管、バルブの保温
省エネ効果 | 1.2kL/年 |
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削減金額 | 98千円/年 |
設備投資額 | 124千円(回収1.3年) |
設備概要 | バルブ(50A×1個等)、減圧弁(40A×1個)、<br /> フランジ(25A×6個等) |
キーワード
保温対策
内容
蒸気配管(蒸気圧力は0.55MPa-G)の一部のバルブ、減圧弁、フランジが未保温である。未保温部に40mmの保温を行うことで燃料使用量を削減することを提案。
提案9
その他
自動販売機の休日・夜間停止
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 34千円/年 |
設備投資額 | 12千円(回収0.4年) |
設備概要 | 自動販売機(定格消費電力500W×2台) |
キーワード
その他(自動販売機、休日停止 夜間停止)
内容
平日夜間や休日などの利用者不在時間帯に、タイマーを作動させて電源を遮断し電力使用量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。