A図書館様では、省エネ対策として不要な空調の停止、電力の力率改善等を実施されております。今回、空調設備の老朽化対策等のため受診されました。診断の結果、高効率空調機への更新、重油焚き冷温水発生機の排熱利用、空調用ファンへのインバータ導入、外気導入量の適正化等をご提案しました。
提案1
空調設備
外気導入量の低減
省エネ効果 | 6.1kL/年 |
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削減金額 | 726千円/年 |
設備概要 | 吸収式冷温水機(加熱90kW、冷却103kW) |
キーワード
外気導入量・換気量の適正化
内容
室内CO2濃度500ppmがビル管理法の基準値(1,000ppm)より大幅に低い。室内CO2管理濃度を900ppmとし、外気導入量を低減することで、燃料(都市ガス)消費量を低減することを提案。
提案2
空調設備
重油:空気比の適正化
省エネ効果 | 0.4kL/年 |
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削減金額 | 291千円/年 |
設備概要 | ①重油:蒸気吸収式空調機(加熱632kW、冷却507kW)<br /> ②都市ガス:吸収式冷温水機(加熱90kW、冷却103kW) |
キーワード
空気比の適正化
内容
空気比の適正化により、燃料消費量を低減することを提案。
現状→更新案 | 効果 (千円/年) |
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①重油:空気比を適正化(2.3→1.4)し、燃料消費量を削減(▲7%)することを提案。 | 291 |
②都市ガス:空気比を適正化(2.0→1.3)し、燃料消費量を削減(▲3.6%)することを提案。 | 46 |
提案3
照明
照明の間引き
省エネ効果 | 6.9kL/年 |
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削減金額 | 489千円/年 |
設備概要 | 蛍光灯(FLR100W×452本→362本) |
キーワード
照明の間引き
内容
閲覧室内の照度はJIS規格を満たしているものの、明るすぎる。照明の間引き(蛍光灯FLR100W×452本の▲20%)を行うことで照度を適正化し、電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
空調設備
ファンへのインバータ導入
省エネ効果 | 21.6kL/年 |
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削減金額 | 1,518千円/年 |
設備投資額 | 4,050千円(回収2.7年) |
設備概要 | ファン(3kW、74kW) |
キーワード
インバータの導入
内容
ファンへインバータを導入し、電力消費量を削減することを提案。
分類 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年数 |
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①外気導入ファン(3kW) | 350 | 112 | 3.1 |
②AHU給気ファン(74kW):電力消費量▲30% | 3,700 | 1,406 | 2.6 |
提案5
空調設備
重油焚き冷温水発生機の排熱利用
省エネ効果 | 14.2kL/年 |
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削減金額 | 1,161千円/年 |
設備投資額 | 2,500千円(回収2.2年) |
設備概要 | 重油焚き冷温水発生機空(加熱632kW、冷却507kW) |
キーワード
排熱利用
内容
排ガス温度が241℃、排ガス量2,600m3/hもある。排ガス熱交換器を設置して排熱を回収(回収効率90%)し、給水加熱への排熱利用することで、燃料消費量を削減することを提案。
提案6
空調設備
高効率機への更新
省エネ効果 | 17.1kL/年 |
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削減金額 | 1,363千円/年 |
設備投資額 | 33,000千円(回収24.2年) |
設備概要 | ①空冷式HP空調機(加熱42kW、冷却43kW)<br /> ②冷温水発生機(冷凍能力180RT) |
キーワード
高効率空調機への更新
内容
熱源機を高効率熱源機への更新することで、電力や燃料の消費量を削減することを提案。
現状→更新案 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年数 |
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①空冷式ヒートポン空調機: 設置後12年経過し老朽化。高効率機(COP2.6→4.3)への更新。 |
3,000 | 201 | 14.9 |
②重油焚き冷温水発生機: 設置後26年経過し老朽化。高効率機(COP1.01→1.29)への更新。 |
30,000 | 1,162 | 25.8 |
提案7
空調設備
ポンプへのインバータ導入
省エネ効果 | 3.0kL/年 |
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削減金額 | 214千円/年 |
設備投資額 | 1,875千円(回収8.8年) |
設備概要 | ポンプ(4台、計37.2kW) |
キーワード
インバータの導入
内容
冷温水発生機の冷温水ポンプと冷却水ポンプの流量制御は、バルブの開度で行っている。ポンプにインバータを導入してバルブを全開とし、回転数制御による流量調整を行うことで、電力消費量を削減することを提案。
提案8
空調設備
AHU熱交換器の洗浄
省エネ効果 | 1.5kL/年 |
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削減金額 | 126千円/年 |
設備投資額 | 500千円(回収4.0年) |
設備概要 | 空調設備 |
キーワード
空調換気設備の清掃(熱交換器、フィルタ等)
内容
AHUは使用開始後約26年経過しており、冷温水(往)(環)の温度差Δtが小さい。チューブ内を薬品洗浄し伝熱抵抗の改善することで、燃料消費量を削減(▲3%)することを提案。
提案9
照明
窓際の消灯
省エネ効果 | 4.8kL/年 |
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削減金額 | 336千円/年 |
設備投資額 | 475千円(回収1.4年) |
設備概要 | 蛍光灯FLR100(100W×120台) |
キーワード
不要照明の消灯(昼休み時の消灯)
内容
窓際などで外光が十分あり読書に支障がない箇所を特定し、スイッチ回路を分割して窓際の消灯を行うことを提案。
提案10
照明
高効率照明への交換
省エネ効果 | 1.4kL/年 |
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削減金額 | 93千円/年 |
設備投資額 | 704千円(回収7.6年) |
設備概要 | 照明 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
高効率照明(LED)への交換することで、電力消費量を削減することを提案。
現状→更新案 | 台数 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年数 |
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①エレベータ:蛍光灯(20W、30W)→LED(消費電力▲70%) | 12.8 | 200 | 53 | 3.8 |
②ダウンライト:電球型蛍光灯(13W)→LED照明(6.9W) | 45 | 135 | 15 | 9.0 |
③蛍光誘導灯(15W×)→LED誘導灯(2.0W) | 12 | 369 | 25 | 14.8 |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。