T警察署様では、今回 節電活動の展開等のため受診されました。診断の結果、冷却水二次ポンプへのインバータ導入変圧器の統合、高効率照明への交換、ガス吸収式冷温水機の空気比の適正化、冷却水温度と冷水出口温度の設定変更等、および節水対策をご提案しました。
内訳 | 電気 (千kWh/年) |
都市ガス (千m3/年) |
上水 (千m3/年) |
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改善前 | 610 | 39 | 7 |
改善後 | 566 | 33 | 6 |
提案1
空調設備
設定温度の適正化
省エネ効果 | 3.7kL/年 |
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削減金額 | 278千円/年 |
設備概要 | ガス吸収式冷温水機2台(冷房能力281kW、暖房能力211kW) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
空調時の平均冷房温度は27℃、平均暖房温度は20℃である。冷暖房設定温度を夏季28℃、冬季19℃への緩和することで、燃料消費量を削減することを提案。
提案2
空調設備
ガス吸収式冷温水機の冷却水温度の設定変更
省エネ効果 | 1.6kL/年 |
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削減金額 | 120千円/年 |
設備概要 | ガス吸収式冷温水機2台(冷房能力281kW、暖房能力211kW) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
吸収式冷温水機の冷却水温度は年間32℃で運転されている。冷却塔からの冷却水温度設定値を27℃程度に引き下げ、都市ガス使用量を削減することを提案。
提案3
空調設備
ガス吸収式冷温水機の空気比の適正化
省エネ効果 | 0.9kL/年 |
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削減金額 | 64千円/年 |
設備概要 | ガス吸収式冷温水機2台(冷房能力281kW、暖房能力211kW) |
キーワード
空気比の適正化
内容
排ガス中のO2濃度は7.8%(空気比1.59)である。省エネ法の判断基準に準拠して空気比を適正化(1.30)し、都市ガス使用量を削減することを提案。
提案4
空調設備
ガス吸収式冷温水機の冷水出口温度の設定変更
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 26千円/年 |
設備概要 | ガス吸収式冷温水機2台(冷房能力281kW、暖房能力211kW) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
夏季のピーク期間(7、8月)を除く冷房期間(6、9月)、ガス吸収式冷温水機の冷水出口温度を7℃から9℃に変更し、都市ガス使用量を削減することを提案。
提案5
給排水
節水コマ取り付け
省エネ効果 | ― |
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削減金額 | 370千円/年 |
設備概要 | 洗面手洗い蛇口<br /> (28個、2.0→1.0L/回、4回/人・日×350人×365日) |
キーワード
節水機器の取り付け
内容
トイレ洗面器、給湯室手洗いの蛇口に節水コマを取り付け、上水を削減(511m3/年)することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案6
空調設備
冷温水二次ポンプへのインバータ導入
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 37千円/年 |
設備投資額 | 200千円(回収5.4年) |
設備概要 | ポンプ(3.7kW) |
キーワード
インバータの導入
内容
冷温水二次ポンプにインバータを導入し、バルブを全開にして回転数制御による流量制御を行うことで、電力消費量を削減することを提案。
提案7
照明
高効率照明への交換(蛍光灯)
省エネ効果 | 2.0kL/年 |
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削減金額 | 140千円/年 |
設備投資額 | 607千円(回収4.3年) |
設備概要 | 照明 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
2階受付部と事務室のFLR形蛍光灯をHf形蛍光灯への交換することで、電力消費量を削減することをを提案。
現状→改善案 | 台数 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年数 |
---|---|---|---|---|
FLR 形蛍光灯(40W×3灯、128W)→Hf 形蛍光灯(32W×3灯、93W) | 4→6 | 231 | 63 | 3.7 |
FLR 形蛍光灯(40W×2灯、85W)→Hf 形蛍光灯(32W×2灯、65W) | 6→4 | |||
FLR 形蛍光灯(40W×1灯、48W)ー>Hf 形蛍光灯(32W×1灯、34W) | 15 | |||
FLR 形蛍光灯(40W×1灯、45W)ー>Hf 形蛍光灯(32W×2灯、65W) | 69→34 | 376 | 77 | 4.9 |
提案8
照明
高効率照明への交換
省エネ効果 | 1.4kL/年 |
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削減金額 | 93千円/年 |
設備投資額 | 404千円(回収4.3年) |
設備概要 | 照明 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
蛍光誘導灯やダウンライトをLED灯に交換することで、電力消費量を削減することを提案。
現状→改善案 | 台数 | 投資 (千円) |
効果 (千円/年) |
回収年数 |
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①蛍光誘導灯(片面・両面、15W)→LED誘導灯(片面2W,両面2.6W) | 6、5 | 356 | 21 | 16.9 |
②ダウンライト:白熱電球(60W)→LED灯(7.8W) | 160 | 48 | 72 | 0.7 |
提案9
受変電設備
変圧器の統合
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 37千円/年 |
設備投資額 | 100千円(回収2.7年) |
設備概要 | 受変電設備 |
キーワード
変圧器の統合
内容
単相変圧器のうち、No.2の変圧器(75kVA)と非常用の変圧器(75kVA)1台を、非常用変圧器(75kVA)1台への統合することで、変圧器損失を低減することを提案。
提案10
給排水 給湯設備
節水シャワーヘッドの採用
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 84千円/年 |
設備投資額 | 150千円(回収1.8年) |
設備概要 | シャワーヘッド6個<br /> (10.0→8.5L/min、30人/日×1回/日×5min/回×365日) |
キーワード
節水機器の取り付け その他(節水シャワーヘッドの採用)
内容
道場シャワー室のシャワーヘッドを節水型に変更し、上水の節水(▲82m3/年)および給湯ボイラの燃料使用量を削減(都市ガス、▲284m3/年)することを提案。
提案11
その他
(参考)太陽光発電設備の導入
省エネ効果 | 6.7kL/年 |
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削減金額 | 1,035千円/年 |
設備投資額 | 16,800千円(回収16.2年) |
設備概要 | 太陽光発電(30kW)、屋上(約300m2) |
キーワード
太陽光発電の導入
内容
建屋屋上は日射条件もよく、太陽電池アレイ設置のための十分なスペースがある。参考までに、太陽光発電(30kW)設備の効果を算定する。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。