ホクショー株式会社様は、省エネ対策としてメタルハライドランプのLED照明への更新や、デマンド制御装置活用によるピーク電力の抑制等を実施されています。今回、ボイラの省エネ対策等を目的に受診されました。診断の結果、洗浄工程の蒸気トラップからのドレン水の排熱回収、老朽化した空調機の更新や、コンプレッサの吐出圧低減等をご提案しました。
提案1
コンプレッサ
吐出圧の低減
省エネ効果 | 1.7kL/年 |
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削減金額 | 91千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(37kW) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
エアは塗装工程の集塵機のパルスエアとして主に使用され、5kg/cm2(=0.49MPa)に減圧して使用されている。コンプレッサの吐出圧を低減(0.72→0.60MPa)し、電力消費量を削減することを提案。
提案2
空調設備
工場のシャッター閉の徹底による冷暖房エア流出防止
省エネ効果 | 1.0kL/年 |
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削減金額 | 70千円/年 |
設備概要 | 閉開用シャッターの開時間短縮 |
キーワード
冷気の流出防止
内容
工場内で運送の積み下ろし時に大きなシャッター(3m×5m)が開放されており、冷暖房時には室内の空気が放出され空調負荷が増大している。運送車の入出以外ではシャッターを閉じる(30分/日)ことで、放出熱量の削減を図ることを提案。(暖房用LPG:798kg/年の削減、冷房用電力量:71kWh/年の削減)
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案3
蒸気配管
配管・バルブ等の保温強化
省エネ効果 | 0.6kL/年 |
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削減金額 | 38千円/年 |
設備投資額 | 59千円(回収1.6年) |
設備概要 | 暖房用蒸気配管(50A×3m/個×3個)、<br /> フランジ型玉形弁(50A×4個)等 |
キーワード
保温対策
内容
暖房用蒸気配管やバルブ等の保温を強化することで、燃料消費量を削減することを提案。
提案4
空調設備
老朽化した空調機の更新
省エネ効果 | 18.5kL/年 |
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削減金額 | 1,273千円/年 |
設備投資額 | 6,000千円(回収4.7年) |
設備概要 | 吸収式ユニット |
キーワード
高効率空調機への更新
内容
20年近く経過し、老朽化した吸収式冷温水ユニットを、ヒートポンプ式エアコンに更新し、燃料消費量を削減することを提案。(LPG:16,800kg/年の減少、電気量:13,700kWh/年の増加)
提案5
空調設備
冷房用空調機と暖房用温水パネルを冷暖房空調機に更新
省エネ効果 | 15.4kL/年 |
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削減金額 | 1,163千円/年 |
設備投資額 | 30,000千円(回収25.8年) |
設備概要 | 冷房専用ヒートポンプユニット30台 |
キーワード
高効率空調機への更新
内容
冷房専用ヒートポンプ式空調機(30台)で冷房を行っているが、20年経過し更新時期にきている。また高所にある温水パネルで暖房しているが、温水パネルは床面から離れており暖房効果が低い。冷房用空調機と暖房設備を冷暖房空調機に更新し、エネルギー消費量を削減することを提案。(LPG:20,600kg/年の減少、電気量:45,200kWh/年の増加)
提案6
蒸気配管
蒸気トラップからのドレン水の排熱回収と保温強化
省エネ効果 | 6.9kL/年 |
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削減金額 | 459千円/年 |
設備投資額 | 500千円(回収1.1年) |
設備概要 | 鉄板塗装の前処理工程での洗浄用設備 |
キーワード
保温対策 蒸気ドレンの回収、排熱利用
内容
第一工場のボイラは鉄板塗装の前処理工程の洗浄用に使用されるが、蒸気トラップから加熱後に排出されるドレンがそのまま排水されている。また洗浄槽(保温槽)の底面、側面の保温対策が不足。蒸気トラップからのドレン水の排熱回収と洗浄槽の断熱強化により、燃料消費量を削減(▲30%)することを提案。
提案7
照明
高効率照明への交換
省エネ効果 | 0.4kL/年 |
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削減金額 | 24千円/年 |
設備投資額 | 15千円(回収0.6年) |
設備概要 | ミニクリプトン球(30個)→蛍光灯 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
受付から第1工場2階についているミニクリプトン球(キセノンランプ:40W)を蛍光灯(8W)に取り換え、電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。