A市 福祉保健センター様では、省エネ型の照明と空調設備、氷蓄熱設備、太陽光発電設備が設置されています。今回さらなる省エネ推進のために、診断を申し込まれました。診断の結果、冷房設定温度の緩和、ピーク時の室外機への散水、不要照明の間引きなどにより、ピーク電力10%減の目標に対して16.9%減の対策をご提案しました。
提案1
空調設備
冷房設定温度の適正化
ピーク電力削減 | 6.1kW(7.8%) |
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電力量削減 | 4.8千kWh/年 |
削減金額 | 106千円/年 |
キーワード
設定温度の適正化
内容
空調設定温度を更に1℃上げること(27℃→28℃)により、空調電力を削減することを提案。
場所:空調機の電力 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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全フロアー:117kW | 5.73kW、7.75% | 2.4 | 52 |
電算機室:2kW | 0.33kW、0.44% | 2.4 | 54 |
提案2
照明
窓際や未使用エリアの消灯
ピーク電力削減 | 2.5kW(3.4%) |
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電力量削減 | 6.2千kWh/年 |
削減金額 | 137千円/年 |
キーワード
不要照明の消灯(昼休み時の消灯)
内容
照明 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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1F北側窓際:蛍光灯65W×8台 | 0.62kW、0.84% | 1.1 | 25 |
1F廊下:蛍光灯96W×15台 | 0.96kW、1.30% | 5.1 | 112 |
2F廊下:蛍光灯96W×14台 | 0.90kW、1.21% |
提案3
照明
過剰な照明の間引き
ピーク電力削減 | 0.5kW(0.7%) |
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電力量削減 | 1.4千kWh/年 |
削減金額 | 31千円/年 |
キーワード
照明の間引き
内容
場所 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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1F廊下:蛍光灯22W×9台 | 0.26kW、0.35% | 1.4 | 31 |
2F廊下:蛍光灯35W×6台 | 0.20kW、0.27% | ||
2F吹抜け:蛍光灯29W×3台 | 0.06kW、0.08% |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
空調設備
ピーク電力時間帯に空調機室外機への散水
ピーク電力削減 | 3.4kW(4.7%) |
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電力量削減 | 1.6千kWh/年 |
削減金額 | 35千円/年 |
設備概要 | 対象の空調機(計70kW) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
室外機の設置場所が35℃を超える場合、室外機の熱交換フィンに散水することにより圧縮機の電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。