T館様では築4年のため最新の省エネ手法が取り入れられ、吸収式冷温水機の運転時間見直し、照明のLED化等、積極的に省エネに取り組まれ大きな効果を出されています。診断の結果、冬期空調の設定温度の適正化、外気導入量の削減による空調負荷の低減、ダウンライトのLED照明への更新、照明に人感センサ取り付け等の展示物への影響がない範囲で提案。
内訳 | 電気 (千kWh/年) |
都市ガス (千m3/年) |
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改善前 | 2,800 | 120 |
改善後 | 2,761 | 118 |
提案1
空調設備
冬期の設定温度の適正化
省エネ効果 | 4.0kL/年 |
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削減金額 | 311千円/年 |
設備概要 | 空調機(30kW×1台、25kW×5台) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
冬季の設定温度を2℃に緩和することで、空調用電力消費量の削減を図ることを提案。
提案2
空調設備
外気導入量の削減
省エネ効果 | 2.5kL/年 |
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削減金額 | 184千円/年 |
設備概要 | 外気導入量(8,095→4,373m3/h、20℃)、全熱交換機、<br /> 燃料(都市ガス13A) |
キーワード
外気導入量・換気量の適正化
内容
室内のCO2濃度が640ppmであり、建築物環境衛生基準1000ppmに対して余裕がある。外気導入量を54%削減して、空調用電力消費量の削減を図ることを提案。
提案3
空調設備
リズミング空調の導入
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 23千円/年 |
設備概要 | 空内ファン(0.12kW×31台) |
キーワード
運転台数の削減
内容
パッケージエアコンの室内ファンは2系統あり、室温が定常状態になった時点で1系統のファンを交互に停止(間欠運転)することで、送風用電力消費量の削減を図ることを提案。
(注) リズミング空調:運転パターンを連続送風から間欠送風に変更することにより、送風のトータル稼働時間を短縮し電力使用量を下げる方式。
提案4
その他
放送設備の夜間未使用時の待機電力削減
省エネ効果 | 0.1kL/年 |
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削減金額 | 7千円/年 |
設備概要 | 放送設備の待機電力(0.06kW) |
キーワード
不要時の電源OFF
内容
放送設備は夜間の未使用時にも電源の遮断がされていない。夜間など使用していない時間帯は電源をOFFし、電力消費量の削減を図ることを提案。
提案5
衛生設備
冬季の暖房便座の蓋閉め励行
省エネ効果 | 0.4kL/年 |
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削減金額 | 34千円/年 |
設備概要 | 暖房便座(57台) |
キーワード
不要時の便座保温停止、暖房便座の蓋閉め
内容
暖房便座の蓋の半数以上が開放状態であり、便座蓋閉めを励行し、便座からの放熱を抑える事で、電力消費量の削減を図ることを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案6
照明
ダウンライトのLED照明への更新
省エネ効果 | 0.4kL/年 |
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削減金額 | 28千円/年 |
設備投資額 | 360千円(回収12.9年) |
設備概要 | 照明45台、電球型蛍光灯(25W/個)→LED電球(8.7W/個) |
キーワード
高効率照明への更新
内容
電球型蛍光灯のダウンライトをLED電球に更新し、電力消費量の削減を図ることを提案。
提案7
照明
人感センサ―による照明の自動点滅
省エネ効果 | 0.3kL/年 |
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削減金額 | 26千円/年 |
設備投資額 | 120千円(回収4.6年) |
設備概要 | 照明(直管LED20W×12台、Hf蛍光灯64W×20台) |
キーワード
人感センサーの設置、照度センサーの設置
内容
ギャラリー照明に人感センサーによる自動点滅機能をつけ、不在時に照明を自動消灯し、電力消費量の削減を図ることを提案。
提案8
衛生設備
利用者不在時間帯で、暖房洗浄便座の自動電源OFF
省エネ効果 | 3.1kL/年 |
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削減金額 | 240千円/年 |
設備投資額 | 143千円(回収0.6年) |
設備概要 | 暖房便座(57台) |
キーワード
不要時の便座保温停止、暖房便座の蓋閉め
内容
冬期において、夜間の利用者不在時間帯に、タイマーを作動させて電源を遮断し、節電することを提案。
提案9
その他
自動販売機の夜間、休館日の電源OFF
省エネ効果 | 1.3kL/年 |
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削減金額 | 103千円/年 |
設備投資額 | 66千円(回収0.6年) |
設備概要 | 自販機(11台、1,125kWh/年・台) |
キーワード
不要時の電源OFF
内容
平日夜間や休日などの利用者不在時間帯に、タイマーを作動させて電源を遮断し、節電を図ることを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。