広島ガスプロパン株式会社様では、省エネ対策として空調温度28℃設定の実施、蛍光灯の間引き消灯や不要照明の消灯などを積極的に実施されています。今回さらなる省エネ推進のために、診断を申し込まれました。診断の結果、コンプレッサの台数制御及び吐出圧力の低減、空調機の冷房設定温度の適正化、高効率照明への交換等により、ピーク電力9.7%減の対策をご提案しました。
提案1
コンプレッサ
台数制御
ピーク電力削減 | 6.6kW(3.2%) |
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電力量削減 | 14.3千kWh/年 |
削減金額 | 236千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(5台、計44kW) |
キーワード
台数制御
内容
LPG充填所では、複数のコンプレッサを同一配管に接続して単独運転している。圧縮空気の使用量に応じてコンプレッサの運転台数を変える「台数制御」を行うことで、コンプレッサの電力消費量を削減することを提案。
提案2
コンプレッサ
吐出圧力の低減
ピーク電力削減 | 4.3kW(2.1%) |
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電力量削減 | 11.0千kWh/年 |
削減金額 | 183千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(5台、計44kW) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
圧縮空気使用機器の使用圧力を考慮し、吐出圧力を低減(0.88→0.70MPa)することにより、電力消費量を削減することを提案。
提案3
空調設備
冷房設定温度の適正化
ピーク電力削減 | 1.6kW(0.8%) |
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電力量削減 | 9.3千kWh/年 |
削減金額 | 153千円/年 |
設備概要 | 空調機(13kW×1台) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
電算機室空調の冷房設定温度を2℃上げることで、空調機の電力消費量を削減することを提案。
提案4
照明
不要照明の消灯
ピーク電力削減 | 0.6kW(0.3%) |
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電力量削減 | 1.5千kWh/年 |
削減金額 | 26千円/年 |
設備概要 | 蛍光灯(85W×8台) |
キーワード
不要照明の消灯(昼休み時の消灯)
内容
事務所中央の通路照明の消灯を徹底するより、照明用の電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案5
コンプレッサ
コンプレッサ室の換気ファンにインバータ導入
ピーク電力削減 | 1.9kW(0.9%) |
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電力量削減 | 4.9千kWh/年 |
削減金額 | 81千円/年 |
設備概要 | ファン(2.2kW×1台) |
キーワード
インバータの導入
内容
現在、コンプレッサ室ではコンプレッサの排熱を換気ファンで排出しているが、風量はダンパーで調整している。ダンパーを全開にして、換気ファンにインバータを導入し必要風量にあわせて回転数制御を行うことで、ファンの電力消費量を削減することを提案。
提案6
空調設備
室外機のフィンの洗浄
ピーク電力削減 | 0.3kW(0.2%) |
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電力量削減 | 2.9千kWh/年 |
削減金額 | 49千円/年 |
設備概要 | 空調機室外機(11kW×1台) |
キーワード
空調換気設備の清掃(熱交換器、フィルタ等)
内容
LPGセンター制御室の空調機室外機のアルミフィンを定期的に洗浄することにより、空調機の電力消費量を削減することを提案。
提案7
照明
高効率照明への交換
ピーク電力削減 | 4.7kW(2.3%) |
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電力量削減 | 9.1千kWh/年 |
削減金額 | 151千円/年 |
設備概要 | FLR蛍光灯→LED灯、水銀灯→メタハラHランプ、<br /> 白熱電球→LED灯 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
現状 | 更新案 | 台数 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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事務所:蛍光灯85W | LED灯51W | 92 | 3.67kW、1.78% | 7.1 | 118 |
駐車場:水銀灯400W | メタルハライドランプ 190W |
3 | 0.84kW、0.41% | 1.6 | 27 |
宿直室:白熱電球60W | LED照明7W | 3 | 0.16kW、0.08% | 0.4 | 7 |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。