株式会社OA研究所 藤沢工場様は、省エネ対策として照明の間引きや、不要空調の停止や設定温度の適正化など実施されており、平成23年度の節電目標を達成されています。今回さらなる省エネ推進のために、診断を申し込まれました。診断の結果、空調室外機への日射遮蔽や散水、高効率照明への更新、コンプレッサの吐出圧低減、高効率照明への更新等により、ピーク電力10%減の目標に対して11.2%減の対策をご提案しました。
提案1
空調設備
エアコンのフィルター清掃
ピーク電力削減 | 0.7kW(0.4%) |
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電力量削減 | 0.3千kWh/年 |
削減金額 | 6千円/年 |
設備概要 | 空調機(61kW×1台) |
キーワード
空調換気設備の清掃(熱交換器、フィルタ等)
内容
エアコンのフィルターの清掃頻度を高める(1回強/年→1回/月)ことで、フィルターでの圧力損失を低減することを提案。
提案2
コンプレッサ
吐出圧力の低減
ピーク電力削減 | 2.3kW(1.4%) |
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電力量削減 | 5.1千kWh/年 |
削減金額 | 105千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(37kW×1台) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
最も高圧を必要とする機器、配管の末端にある機器などに合わせて段階的に吐出圧力を下げ、コンプレッサの電力消費量を低減することを提案。
提案3
照明
不要照明の消灯
ピーク電力削減 | 3.0kW(1.8%) |
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電力量削減 | 4.8千kWh/年 |
削減金額 | 99千円/年 |
設備概要 | 蛍光灯(85W×31台) |
キーワード
不要照明の消灯(昼休み時の消灯)
内容
不在エリア、打合せコーナー、給湯器室、書庫、更衣室等で、不要時に消灯することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
空調設備
室外機の日射遮蔽および散水
ピーク電力削減 | 8.2kW(5.0%) |
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電力量削減 | 3.2千kWh/年 |
削減金額 | 67千円/年 |
設備概要 | 空調機(61kW×1台) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
空調の室外機の日射を遮蔽すること、設置場所の温度が35℃を超えるような場合に室外機の熱交換器フィンに散水することにより、凝縮器の負荷を軽減することを提案。
提案5
照明
高効率照明への更新
ピーク電力削減 | 4.2kW(2.6%) |
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電力量削減 | 8.7千kWh/年 |
削減金額 | 181千円/年 |
設備概要 | FLR蛍光灯→Hf蛍光灯、蛍光誘導灯→LED誘導灯 |
キーワード
高効率照明への更新
内容
現状 | 更新案 | 台数 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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作業室:蛍光灯85W | Hf蛍光灯65W | 338 | 3.88kW、2.36% | 6.3 | 131 |
誘導灯15W | LED灯2W | 21 | 0.36kW、0.22% | 2.4 | 50 |
提案6
受変電設備
動力用変圧器の統合
電力量削減 | 3.2千kWh/年 |
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削減金額 | 67千円/年 |
設備概要 | 変圧器2台(100kVA、75kVA)→1台(75kVA)に統合 |
キーワード
変圧器の統合
内容
動力用変圧器2台とも負荷率が低いため、100kVAの負荷を75kVAの変圧器に移行し、100kVAの変圧器を停止することで、変圧器の負荷損等を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。