株式会社ナガト 大洲工場様は、省エネ対策としてインバータ式コンプレッサへの更新や、蛍光灯のHf化やLED化、高効率空調設備への更新等に積極的に取り組まれています。今回さらなる節電に取り組むために診断を申し込まれました。診断の結果、誘導加熱炉用冷却水ポンプのインバータ化、屋根の遮熱塗装、冷房設定温度の適正化、空調室外機への散水や日射遮蔽対策等により、ピーク電力を1.9%低減する対策をご提案しました。
提案1
空調設備
体感温度を考慮した冷房設定温度の適正化
ピーク電力削減 | 1.2kW(0.2%) |
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電力量削減 | 0.6千kWh/年 |
削減金額 | 12千円/年 |
設備概要 | 空調機(10kW) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
扇風機などの気流を使って体感温度の悪化を押さえつつ、空調設定温度を上げることで、空調の電力消費量を削減することを提案。
提案2
空調設備
空調室外機のフィンの洗浄
ピーク電力削減 | 0.8kW(0.1%) |
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電力量削減 | 0.5千kWh/年 |
削減金額 | 9千円/年 |
設備概要 | 空調機(22kW) |
キーワード
空調換気設備の清掃(熱交換器、フィルタ等)
内容
室外機の熱交換部であるアルミフィンを定期的に清掃することで熱交換の効率低下を防ぎ、空調用電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案3
工業炉
誘導加熱炉のインバータの導入
ピーク電力削減 | 5.8kW(0.9%) |
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電力量削減 | 15.3千kWh/年 |
削減金額 | 300千円/年 |
設備概要 | 冷却水ポンプ(15kW) |
キーワード
インバータの導入
内容
誘導加熱炉の冷却水ポンプは、バルブで絞って運転されている。バルブを全開にして、冷却水ポンプにインバータを導入して回転数を下げることで冷却水量を絞り、ポンプの電力消費量を削減することを提案。
提案4
空調設備
屋根の遮熱塗装
ピーク電力削減 | 1.9kW(0.3%) |
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設備概要 | 空調機(10kW) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
夏期ピークの冷房負荷軽減の目的で、屋根に遮熱塗装を行うことを提案。屋根(150m2)の表面温度は10℃下がると想定。
提案5
空調設備
室外機への散水
ピーク電力削減 | 1.1kW(0.2%) |
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電力量削減 | 0.3千kWh/年 |
削減金額 | 6千円/年 |
設備概要 | 空調機(22kW) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
ピーク時間帯に外気温度が35℃を超えるような場合、室外機に散水し電力消費量を抑制することを提案。ただし、水質によってはスケールの生成などにより熱交換に悪影響をおよぼすことがある点に注意が必要。
提案6
空調設備
空調室外機の日射遮蔽
ピーク電力削減 | 0.8kW(0.1%) |
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電力量削減 | 0.4千kWh/年 |
削減金額 | 7千円/年 |
設備概要 | 空調機(12kW) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
屋根上の空調室外機に日よけを設置することによって、空調用電力消費量の軽減を図ることを提案。
提案7
コンプレッサ
吸気温度の低減
ピーク電力削減 | 0.4kW(0.1%) |
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電力量削減 | 0.9千kWh/年 |
削減金額 | 18千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(22kW) |
キーワード
吸気温度の低減
内容
コンプレッサ設置場所の換気を改善して設置場所の気温を平均5℃下げ、空気圧縮効率の改善を図り、コンプレッサの電力消費量を低減することを提案。
提案8
照明
蛍光灯をLED照明に更新
ピーク電力削減 | 0.4kW(0.1%) |
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電力量削減 | 0.8千kWh/年 |
削減金額 | 16千円/年 |
設備概要 | 蛍光灯(85W×10台→50W×10台) |
キーワード
高効率照明への更新
内容
既存の蛍光灯を直管型LEDに更新することで、電力消費量を低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。