昭和製線株式会社様では、伸線機や焼鈍炉・メッキ炉などの多くの大型装置があります。診断の結果、釣鐘炉・はんだ炉の保温強化、換気ファンへのインバータ導入、コンプレッサの統合とインバータ導入、照明の間引きと高効率照明への交換などをご提案しました。
提案1
コンプレッサ
吐出圧力を低減
省エネ効果 | 1.8kL/年 |
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削減金額 | 114千円/年 |
設備概要 | コンプレッサ(6台、計16.7kW) |
キーワード
吐出圧力の低減
内容
コンプレッサの吐出圧力は0.9Mpaに設定されているが、使用対象機器の必要空気圧より段階的に0.6Mpaまで低減することで、電力消費量を削減することを提案。
提案2
照明
照明の間引き
省エネ効果 | 5.0kL/年 |
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削減金額 | 317千円/年 |
設備概要 | 水銀灯(400W×151台→50台) |
キーワード
照明の間引き
内容
場所 | 対策 | 効果 (kL/年) |
削減額 (千円/年) |
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伸線工程作業場 | 水銀灯400W×20台→12台 | 1.4 | 88 |
めっき工程作業場 | 水銀灯400W×61台→9台 | 2.3 | 145 |
より線工程作業場 | 水銀灯400W×70台→29台 | 1.3 | 84 |
提案3
デマンド管理
デマンド監視制御装置の有効活用
削減金額 | 569千円/年 |
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キーワード
デマンド監視制御装置の活用(日負荷線図の活用を含む)
内容
デマンド装置を活用して目標設定値を超過する前に警報を発し、予め定めた機器(生産設備や照明等)の運転停止等の対策により、デマンド406kWを370kWまで低減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
工業炉
釣鐘型炉の外装保温対策
省エネ効果 | 4.7kL/年 |
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削減金額 | 302千円/年 |
設備投資額 | 100千円(回収0.3年) |
設備概要 | 釣鐘型炉(336W×20個) |
キーワード
保温対策、熱ロスの低減
内容
釣鐘型炉の操業中は表面からの放熱があり、表面温度が100℃と高い。断熱保温を強化し、加熱用の電力消費量を削減することを提案。
提案5
工業炉
はんだ炉の保温対策
省エネ効果 | 12.1kL/年 |
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削減金額 | 774千円/年 |
設備投資額 | 400千円(回収0.5年) |
設備概要 | はんだ炉(1.3kW×10個) |
キーワード
保温対策、熱ロスの低減
内容
はんだ炉は簡易な断熱対策であり、表面温度が100℃と高い。断熱対策の強化を行い、電力消費量を削減することを提案。
提案6
換気設備
換気ファンへのインバータ導入
省エネ効果 | 0.5kL/年 |
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削減金額 | 31千円/年 |
設備投資額 | 60千円(回収1.9年) |
設備概要 | ファン(1.5kW) |
キーワード
インバータの導入
内容
換気ファンにインバータを設置して、余剰換気量を削減することを提案。
提案7
コンプレッサ
コンプレッサの統合とインバータ導入
省エネ効果 | 4.1kL/年 |
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削減金額 | 262千円/年 |
設備投資額 | 3,200千円(回収12.2年) |
設備概要 | コンプレッサ(6台、計16.7kW) |
キーワード
コンプレッサの統合、台数削減 インバータの導入
内容
コンプレッサを5台使用しているが、設備更新時に設置場所を伸線工程の1ケ所に集中し、配管をループ化する。コンプレッサを2台(5.5kW、11kW)に統合し、内1台(11kW)にインバ-タ機を導入して部分負荷時の省エネを図ることを提案。
提案8
照明
水銀灯を高効率照明に更新
省エネ効果 | 8.5kL/年 |
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削減金額 | 542千円/年 |
設備投資額 | 255千円(回収0.5年) |
設備概要 | 水銀灯(415W×65台)→セラメタH(90W×33台) |
キーワード
高効率照明への更新
内容
ランプ交換時に、水銀灯を高効率のセラミックハライドランプ(セラメタH)に交換し、電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。