Aセンター様では省エネ対策として不要な空調や照明の停止を実施しています。今回の診断では空調設備において、設置されている機器とその運用について診断し、特に年間冷房となるサーバー室の冷房を中間季~冬季間は外気冷房で行う他、ヒーター類の温度制御や不必要時の停止などを提案しました。
提案1
空調設備
密閉式膨張タンクの配管改善による封入圧の適正化
省エネ効果 | ー |
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削減金額 | 2千円/年 |
設備概要 | ー |
キーワード
その他(配管修理)
内容
現在、暖房用密閉式膨張タンクの配管方法が不適正なために、封入圧力を確認できない。適正な配管に修正して、機能を果たすようにすることを提案。
提案2
衛生設備
電気パネルヒーターの設定温度管理
省エネ効果 | 1.3kL/年 |
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削減金額 | 79千円/年 |
設備概要 | パネルヒーター(1.75kW×2台、2.0kW×2台) |
キーワード
その他(運転時間の短縮)
内容
トイレには電気パネルヒーターが設置されている。本来は凍結防止が目的であるが、設定温度が高く暖房機器として使用されている。夜間など連続運転を停止することで、電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案3
空調設備
中間期~冬季、サーバー室を外気冷房
省エネ効果 | 5.6kL/年 |
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削減金額 | 353千円/年 |
設備投資額 | 1,000千円(回収2.8年) |
設備概要 | エアコン (3.52kW/台×2台) |
キーワード
冷却方法の改善
内容
サーバー室は年間冷房をしているために、中間期~冬季(180日)は、外気冷房をすること、電力消費量を削減することを提案。
提案4
給排水
節水コマへの交換
省エネ効果 | ― |
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削減金額 | 20千円/年 |
設備投資額 | 1千円(回収0.1年) |
設備概要 | ー |
キーワード
節水機器の取り付け
内容
掃除流しの吐水量が多すぎる。節水コマに交換して、節水化を図ることを提案。
提案5
デマンド管理
デマンド監視制御装置の活用
省エネ効果 | ー |
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削減金額 | 77千円/年 |
設備投資額 | 300千円(回収3.9年) |
設備概要 | デマンド(29kW→24kW) |
キーワード
デマンド監視制御装置の活用(日負荷線図の活用を含む)
内容
デマンド監視制御装置を活用することで、冬季に使用する凍結防止ヒーターやトイレパネルヒーターの稼働を削減し、電力消費量を削減することを提案。
提案6
蒸気配管
ドレン凍結防止ヒーターの比例式温度制御導入
省エネ効果 | 0.2kL/年 |
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削減金額 | 12千円/年 |
設備投資額 | 42千円(回収3.5年)<br /> 比例制御装置 7千円/台×6台 |
設備概要 | 電熱線ヒーター 計0.9kW(150W×6本) |
キーワード
その他(温度制御機能の導入)
内容
屋上ドレンの凍結防止を目的にヒーターを設置している。現状機器では凍結温度に達しない温度で稼働している場合が多い。比例制御を導入した機器を接続して電力消費量を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。