日本興亜損害保険株式会社 岡山支店様では、節電対策として空調機および照明の高効率機種への更新、照明の一部間引き等を実施され大きな成果を得られています。今回さらなる節電推進のために、診断を申し込まれました。節電診断の結果、ピーク電力時間帯での屋根や室外機への散水、外気導入量の低減、冷房設定温度の適正化、不要照明の間引き等により、ピーク電力10%減の目標に対して19.3%減の対策をご提案しました。
提案1
空調設備
外気導入量の低減
ピーク電力削減 | 6.7kW(5.0%) |
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電力量削減 | 2.1千kWh/年 |
削減金額 | 48千円/年 |
設備概要 | 空調機(計74kW) |
キーワード
外気導入量・換気量の適正化
内容
現状の事務室のCO2濃度680ppmは建築物環境衛生基準1,000ppmより低く、外気導入量が過剰である。CO2濃度950ppmまで外気導入削減をすることにより、節電を図ることを提案。
提案2
空調設備
冷房設定温度の適正化
ピーク電力削減 | 1.8kW(1.3%) |
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電力量削減 | 1.0千kWh/年 |
削減金額 | 24千円/年 |
設備概要 | 空調機(計74kW) |
キーワード
設定温度の適正化
内容
全フロアーの空調機の冷房設定温度を1℃アップし、節電を図ることを提案。
提案3
照明
4~7F事務所にて過剰照明の間引きと窓際の消灯
ピーク電力削減 | 5.4kW(4.4%) |
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電力量削減 | 11.7千kWh/年 |
削減金額 | 270千円/年 |
設備概要 | 蛍光灯65W×40台、蛍光灯65W×29台 |
キーワード
照明の間引き
内容
場所 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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間引き:蛍光灯65W×40台 | 3.09kW、2.32% | 7.3 | 168 |
窓際の消灯:蛍光灯65W×29台 | 2.80kW、2.12% | 4.4 | 102 |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案4
空調設備
ピーク電力時間帯にて屋根や室外機への散水
ピーク電力削減 | 11.8kW(8.1%) |
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電力量削減 | 1.4千kWh/年 |
削減金額 | 41千円/年 |
設備概要 | 空調機(計74kW) |
キーワード
室外機への散水、日射対策、移設
内容
対象 | ピーク電力削減 | 電力削減 (kWh/年) |
効果 (千円/年) |
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屋根(4h/日×60日/年) | 6.70kW、5.04% | 1.0 | 24 |
室外機(4h/日×60日/年) | 4.14kW、3.12% | 0.7 | 17 |
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。